天の原で、高らかに、それでいて優しく歌を紡ぐ女神のようだ。
小さな丘の上に立ち、空を染める朝日に照らされながら歌うあずさを遠目に見た時、
千早は、率直にそう思った。

舞い上がる歌声は、輝く光の粉か。
はたまた、空へ踊る深緑の木の葉か。
朝露に微々に濡れた長い黒髪は絹。
しなやかな肢体は、河の早瀬と瀞の如しであった。
全てに於いて洗練された身体から満ち充ちる歌は、
世界を創ることも、貶めることも、容易く出来そうなくらいだった。

(次回のステージに向けて、こうやって毎朝練習していたんですか、貴女は)

毎日毎日、朝になればこの場所からこの歌声が響き渡っていたと気付いた時には、
千早の背筋はゾクリと戦慄き、それを見逃し続けていた自分に怒りすら覚えそうになっていた。

だが、そんな卑しい思いは、短く上げられた悲鳴によって、すぐさま掻き消されるのである。











 THE IDOLM@STER meets Kenzi Masubuchi --->>

 +++ MARCH OF THE FOOLS +++ -- 












千早とあずさがユニットを組んで、半年は経っただろうか。
765プロダクションの中でも、抜きん出た歌唱力を持つこの二人が組んだとなれば、
プロダクション内だけではなく、いち一般人の注目が集まるのも、至極当然と言えた。

加えて、この二人が備えたパーソナリティが、より一層、人を惹きつける。

温厚でマイペース、柔らかいキャラクターのあずさ。
向上心の塊、ストイックでシビアな性格の千早。
この両極端とも言える二人が、TV番組で織り成す、不可思議な世界観。
ファンが増えるのもますます頷けるユニットであった。

そして、このデュオの一人、あずさの魅力に虜になったのは、ファンだけではなかったのである。





プロダクション事務所の近くの、とある公園。
そこから少し離れたところに、マンション建築が中断してそのままにされた空き地がある。
千早はたまに一人で、気が向いた折、そこで歌の自主レッスンをしている。
1ヶ月後に控えた新曲CDのインストアイベントに向けて、咽喉を慣らすつもりで、
今日は早朝から、此処へやってきていたのだ。

(まただ・・・思い出すたびに、胸が痛くなる)

歌うのに丁度いい場所を探し歩きながら、溜め息をつく。

・・・ほんの少し前から、千早は時折、動悸を感じていた。
その要因は、自覚しているつもりだった。
然れども、千早自身、自覚はしていても、それを吐き出すするわけにはいかなかった。
そうすることは、千早にとって、凡そ良い結果を生まないであろう。



そして・・・“あの人”に於いても。



この想いを吐露したところで、「言えた」という事実に悦ぶのは自分だけなのかもしれない。
否、この胸裏を伝えて、“あの人”がどう返してくるのかを想像するだけでも、
それが憶測に過ぎないにしろ、千早には恐ろしくてたまらないのだ。
告白を断られるだけなら、まだ耐えられる。

でも、もし。



――― 軽 蔑 さ れ た ら ?

――― 忌 避 さ れ た ら ?




“あの人”に、そんな目で見られるくらいなら、言わない方がいい。
胸の中の鳥籠に、閉じ込めたままでいい。
俯いて、顎を引いて、気管を狭くすれば、言おうと思った言葉も出づらくなるだろうに。





・・・ずっと、そう思っていた。










♪ 
  As a saint he gave out food to people he did not knew 
  as a fool he was thrown hitten countless stones 
  and he finally came to the final land 
  he cried out to the sky with strength he barely bad 

  “Go back time!”
 










万感交々は、唐突に聞こえてきた、透明な歌声によって一蹴される。
弩に弾かれたような勢いで、垂れていた頭をハッと持ち上げる千早。
早鐘を打つ鼓動、練習の前に潤した筈の口内が、あっという間に砂漠の乾きを持つ。

何故なら、それは、つい今しがた思い描いていた“あの人”の声であったのだから。

(そんな筈・・・ない。考えてもごらんなさい、今は朝の5時よ?
 こんな朝早くから、この場所に人が居るワケ・・・ でも、あの声は・・・)

声の方へ歩を進ませつつ、疑問を浮かべ、自身に問うても、答えが見つかるわけもなし。

が、千早の疑りは、的を射ていた。
此処は、犬の散歩であろうとも、なかなか人が来ない場所である。
加えて、今のこの時間・・・早朝の5時、まもなく夜明けを迎えようとしている頃合い。
そんな時と場所に、ましてや“歌の練習”に来るのは、
歌に対して人一倍以上の情熱を傾けている千早以外の人物だとは、あまりにも考えがたい。

しかし、確かに居る[・・]のだ、“あの人”が。

小丘にすっくと立つ風采。
紫色のジャージに内包された、豊満なプロポーション。
柳のように優しく揺れる、長い長い髪。

眼に映り込んだのは。
そんな身体を、朝陽のオレンジ色に染め上げて、瞼を閉じつつ伸びやかに歌う、
千早のデュオユニットのパートナーである三浦あずさの、神々しいまでの英姿であった。

(なんて・・・ 綺麗・・・)

千早は、言葉を失っていた。
慈しみが溢れているようで、迫力を孕むその歌声が、強烈に千早を打ったのだ。
生唾を飲み込み、あずさの歌声を全身に沁み込ませるように、聞き入ってしまっていて。
気が付けば、既にワンコーラスが終わり、あずさが一つ、ふうと息を吐いているところだった。

「んん、もう少し、強めに歌った方がいいのかな、サビの部分って・・・
 毎朝練習してるのに、なかなか上手くならないわ・・・
 やっぱり奥が深くて、難しいなあ・・・歌、って・・・きゃっ!?」

あずさの驚嘆の声に、千早は思わず、ビクリと身体を跳ね上げた。

・・・彼女がこちらを向いて、鯉みたくぱくぱくと口を開閉している。
自分が歌っているところを、知らぬ間に見られてしまったのが余程恥ずかしかったのか、
耳まで赤くなって、「あ、あ、」だの、「うぅ・・・」だのと、意味の分からない音を発しつつ。
千早の方はというと、やはり彼女も、不可抗力でありながらも、
覗き見と盗み聞きまがいのことをしてしまったので、ばつが悪そうに顔を伏せた。

「あの、千早ちゃん、い、いつから・・・そこに?」
「え、あ、えっと・・・す、すいません、私、声もかけずに、盗み聞きみたいなことを!」
「そんな、謝らなくてもいいのよ、千早ちゃん!」
「いや、あの、でも、ほ、本当にすいません!」

暫く、慌てふためいた千早の平謝りが続いたが、やがてあずさが彼女に近寄り、
そっとその手を取ってやる。

「大丈夫よ、千早ちゃん・・・
 私より何倍も歌が上手い千早ちゃんに、私の下手な歌が聞かれちゃって・・・
 恥ずかしくて、ビックリしただけだから・・・」
「そ、そんな、何倍もだなんて、そんなことないです!
 あずささんの方が、ずっと上手いです・・・私、聞き惚れてましたから・・・」

手を握られて、千早の心臓が破裂しそうなほどに、ばくばくと激しく脈動する。
このまま、全身が熱くなって、血液が沸騰して死にはしないかと思うくらいだった。

「聞き惚れてた・・・? いいのよ、お世辞なんか言わなくて」
「ほ、本当です!!!
 あずささんの歌声は優しくて・・・すごく綺麗で・・・あの、嫉妬、しちゃってたんです」

千早が零す言葉に、首を傾げるあずさ。

「あずささんの歌は、私には到底出せない、透明感があって・・・その、だから、羨ましくて。
 羨ましいけど、私にはあずささんの声なんて出せるわけもないし、
 包むような優しさで歌うことも出来ないし、なんていうか・・・
 羨ましいっていうよりも、妬ましかったんです。
 あずささんが、私には出来ないことをさらりとやってしまうから」

下を向いたまま、千早はぽつり、ぽつりと呟く。
あずさは、その呟きに驚きつつも、千早の手を包み込みながら聞き入っている。
・・・己の手から伝わってくるあずさの温もりを感じて、千早は思う。





(チャンスは、今しかないのかもしれない・・・
 きっと、今言わなきゃ、私は・・・弾け飛んで、死んでしまう)





話をとぎり、女神の手を、そうっと解く。

「あ、あのっ・・・あ、あ、あずさ、さんっ」

可笑しいほどに声が震えて、どうしようもなかった。
常の泰然な振る舞いからは想像しにくいほどに、狼狽している。
しどろもどろし、目を游がせ、自身のトラックパンツを握り締めて枝垂れる千早を、
いつものように慈愛の溢れた瞳で見つめるあずさ。

「ぁ・・・わた、し、わたっ、」
「千早ちゃん、そんなに慌てられては、こちらも落ち着いて話を聞けないわ。
 ゆっくりと深呼吸してみて」

見かねたあずさは、落ち着かないと言いながらも、膝を曲げて少し屈むと、
俯項したままの千早の顔を覗き込んで、従容として彼女を窘めた。
促された当人の千早は、いよいよその顔に、熟れた果実の紅さを宿してしまう。

「ほら、ゆっくり。ゆっくり、ね?」

猶も微笑み、あずさは緩やかに、胸の前で掌を天地に上下させる。

すぅ、はぁ、すぅ、はぁ・・・

白く美しい彼女の手の甲を見ていると、それが上下するリズムに合わせて、
依然激しい鼓動を打ち続ける胸に、不思議と空気を深く送り込むことが出来た。
そのことに気付くほど、千早は我知らずに落ち着きを取り戻していた。

「あずさ、さん」

それでも、声と心の震えは、鎮まらなかったが。

「・・・・・・うん」

ヴィロードの髪が、首肯に合わせて揺れる。
暖かな目線が、千早を優しく見つめている。

待っている、千早の勇気を。
紡がれる筈の、次の言葉を。
急かしもせずに、じっと。
寸でありながら、長く、永く、感じる一瞬。

オーディションやコンサートの時とは全く別の。
身体の中が弾け飛びそうになるほどの心悸は。





―――決死の覚悟、とは、こういうことを言うのだろうか。










   「好き、です。ずっと、好きでした」   










恐怖は、とうに消えていた。
半ば、自棄に近かった。
それでも、良かった。

もしこのまま、思慕を抱えて死ぬとしたら、私のこれまでの人生に於いて、
ほんの少ししか出さなかった勇気をここで出し切ってしまうのも、
臆病な愚者の死に様としては悪くないかもしれない、と思ったから。

美しい髪の間から覗く黒真珠の双眸をしっかと捉えて、
千早は・・・ひたすらに蔵匿してきた想いを、告げた。
余計な言葉は一切付け加えず、至極シンプルに、
古風だと思われそうなほどに、その気持ちだけを、告げた。

その言葉を口にした時に、よほど力を籠めて言ってしまったのか、
一呼吸の後、千早は「はぁっ」と熱い息を漏らしてしまった。
どうやら、無意識に息を止めてしまっていたらしい。
少し俯いて、二、三度、肺の為に冷えた空気を出し入れしてやる。
それから、緩徐に顔を上げて、再びあずさの貌を見た。



「・・・そう」



素っ気無いものではなく、仁愛を孕んだ一言だった。
そして、その一言を毀した彼女の貌も、同じように慈しみに溢れていた。

「ありがとう、千早ちゃん・・・
 とても嬉しい・・・本当よ、涙が出そうなくらいに嬉しいわ」

“ありがとう”、“嬉しい”。
・・・そんな言葉とは裏腹に、あずさの表情には、僅かな迷いが見え始めている。

「でも・・・いいの?」

千早自身も解っていたのだ、あずさの抱いている所思を。
けれど、解っていつつも抑えきれないほどに、千早の、あずさに対する想いは、
己の身体を食い破りそうになるくらいに深く、昏く、濃密であった。

かくして、あずさの優しい思い煩いの正体は、残酷に、千早の前に曝け出されることになる。

「私は・・・千早ちゃんと同じ、女なのよ・・・?」

そう、千早もあずさも、同じ性をもった“女”なのだ。
現代に於いて、幾つかの国で同性愛は認められてきてはいるものの、ここは日本である。
そのことについて偏見を持つ者が多いことは、目の逸らしようのない事実なのだ。
あずさはそれを懸念し、千早の気持ちを素直に受け取ることはできない、と暗に示した。

「そんなの・・・そんなの、どうだっていいです」

本気だった。
あずさと“ユニットのパートナー以上の親密な関係”になれるのなら、誰に[あげつら]われてもいいと。
彼女の暖かさ、優しさ、全てを深く感じられるなら、同性の隔たりなど、取るに足らないと。

千早がただ一つ恐れているのは、あずさに避けられることだけなのだから。

「それでも、私は、あずささんと・・・お付き合いしたいん、です」
「私は、貴女より年上よ?」
「年齢なんて、最初から気にしていません」
「周りは・・・多くの人は、認めてくれないかもしれないわよ?」
「関係ないです、“私”が冷たい視線を浴びようが。でも、もし、」

続けようと思った言葉は、そこで薄れて消えた。

本当に、がむしゃらに。
何も考えずに、己の想いを押し付けるように。
少し背の高い双肩を掴んで、顔を押し出す。





千早は我知らず、目の前にある、形の良い口唇に飛びついていた。
・・・拒みも抗いもせず、あずさはただ、漫然と、千早の口づけを受け入れていた。





温く、甘い感触。
紅茶に落とされたミルクのように、意識が緩く、解けていく。

「ン、ぅ」
「んん・・・」

互いの鼻腔から、湿った音が漏れた。
息が詰まりそうになり、千早の方から口唇を離す。
二人は、はあ、と大きく息をつくと、互いの瞳を見つめ合う。

静かに、緩やかに。
肺が、熱い空気を送り出して、今度は冷えたそれを迎え入れ。
呼吸が、元に、戻っていく。

「・・・もし・・・、何?」

女神は、微笑む。
愚者は、躊躇う。

「・・・・・・・・・いえ、なんでも・・・ありません。
 忘れてください、さっきの言葉も、このキスも」

言葉を投げ槍にした千早は、自分のしたことを後悔し、諦念を抱いた。
してしまったことは仕方がない、どう頑張ったところで、時は戻らないのだ。
けれど、悔やまずにはいられなかった。

言わなければ、心臓が爆発して死ぬのではないか。
言ってしまえば、楽になるのではないか。

そのことばかりが頭について、言ってしまった後に起こり得る事態を考えることを、
千早はすっかり放棄してしまっていた。



・・・想いを告げることが、あれだけ怖かった筈なのに。
・・・嫌悪されて避けられるという未来も、告白する前には想定できていた筈なのに。



勇気を出すことと、無鉄砲は大いに相違がある。
千早は心底、今の行動が勇気から出た無鉄砲の体現であると痛感しつつ、
あずさの前から逃げ出したいという一心で、彼女に背を向ける。

「忘れないわ。絶対に忘れない」

柔らかい声に、千早は振り返る。
あずさの眸が、心なしか、少し潤んでいるように見受けられた。
目尻の輝きは、眩しい朝陽が眼に差し込むことに因って起こったものではないようだ。

「何故、忘れなくちゃいけないの? こんなに嬉しいことを」

女神の言葉は、何処までも暖かかった。

(・・・そうだ)

千早は、確信した。

(この声だ。
 この声を聞いたから、私は貴女に想いを告げようと思った。
 私が勇気を出したのではなく、あずささんの声に背中を押されたんだ。
 『大丈夫』、って・・・言われたような気がして)





「もし、」
「・・・うん」
「もし、ですよ」
「・・・・・・うん」
「私じゃなく、あずささんが、冷たい目線を向けられたら、その時は、」
「・・・待って」

目を伏せ、肚を括ったように零される千早の言葉が、不意に切り落とされる。
あずさが、千早の細い腕を掴む。
ゆら、と身体が傾いで、千早は、あずさの豊満な体躯に倒れこんだ。

少女の肢体を抱き締め、手弱女[たおやめ]は呟く。

「また、震えてる」

はっ、となった。
そうなのだ、千早の身体は、再び戦慄き始めていたのだ。

「言わなくて、いいのよ」
「・・・・・・」
「苦しいなら、言わないで」
「・・・・・・ッ、う、」
「人に告白するって、すごく勇気の要ることよね。
 ましてや、私は同性だし、世間から批判されるのは目に見えてるわ。
 それも分かってて、私に言ってくれたのよね・・・『好き』って」

・・・あずさは、何もかもを見通していた。
千早は、彼女の器の大きさを知るとともに、改めて自分の臆病さを思い知る。

「じゃあ・・・えっと、こういう時はどう言えばいいのかしら。
 これからもよろしくね、千早ちゃん・・・かな?」

そう千早の耳に囁くと、あずさは身体を離して、少し下から彼女を覗き込み。
首を僅かに傾がせて、今度はあずさの方から、千早の口唇にゆっくりと近づいて。
千早の細い指に、己のそれを、緩やかに絡ませると。





懇ろ[ねもころ]に。
嫋か[たおやか]に。
割物に触れるように。

キスを、する。





・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。

どれくらい経ったか、二人には分からなかった。
そう思うほどに、キスが心地良かったのだろう。

ふと、二人は口唇を離し、お互いの顔を見た。
改めて、“恋人同士”というものになった意識からか、二人はぎこちなく、照れ臭そうにはにかみ合う。
幸せを噛み締めながら、額をこつん、と合わせた。

と、千早が口を開き、消え入りそうな声で言った。

「あの、あずさ、さん・・・お願いが、あるんです」
「・・・なぁに?」

あずさが尋ねると同時に、千早は顔を離して、先刻よりももっと強く、手を握り締め。





「一緒に、歌ってください」





たどたどしく、乞うのである。










・・・手の届かない場所に居て、望んではいけないと決めた存在。
決して、こちらに振り向くはずがないと思っていた女神。
そんな彼女が、今、自分の隣で、その麗しい声を、余すところなく紡がせている。

女神も、愚者と共に在ることを望んでいたのだろうか。
今となっては、誰にも知り得ないことなのだろうけれど。

千早の心と横顔は、幸せに満ち足りていた。

二人になった愚者の歌声は、早朝の澄んだ空気に絶妙に絡み合い、
大地を眼醒めさせる旭陽の晄に、炯々と吸い込まれていく。










+++ Fin. +++




















<AFTER WORD -後書->

まずはお詫び。
眩しいページでスミマセンほんと。
でも、どうしても、“朝焼けが差して茜色になってる丘”が使いたかったので。

アイマス小噺・第3弾ですが、百合方面はこれが初ですね。
ツレのサイトに載せたヤツの修正版をうpしよーかなと思ったんですけど、
修正を重ねた結果、まったく違うものになりました。なはは。

というワケで、ちはあずです。

↑間違ってません、これで合ってます。
アイマス同人では、二人の中の人がやってるラジオの影響か、
あずちはが一般論化されていますが、原作方面から言うなら、こんな感じなんじゃないかな。

まぁ、ただ単に、私が へたれ攻め×包容力のある受け が好きなだゲフンゲフン

話がずれましたが、ちはあず。
千早のバックボーンがあんな感じ(家庭がドロドロ)なので、きっと彼女は、
あずささんのような温もりが溢れる人に惚れちゃうんじゃないかな、とかいう捏造。
そして、人との関わりが極端に少なくて、愛に飢えてきた千早だからこそ、
あずささんに全力で包んでもらいたいという私の願いもありつつ。
愚者達の行く末は、ハッピーエンドか、はたまたそれとも・・・?

・・・にしても、この小噺の千早は、随分と自己中だなあ。
あずささんの気持ちも、ちょっとは考えているんだけど、基本的にいっぱいいっぱいだ。
言いたいこと言っといて、テンパって「忘れてください」とかね。
まぁ恋愛に潔癖な千早ならでは、の人格を表せたっぽいから、私としては満足です。
この小噺で、晴れて二人はカップルになりました。

あ、またなんかキモい百合ヲタ談義が始まりそうなので自重しますね^^^^^
それにしても・・・ちはあずはいいものだ。

今回お借りした世界観と楽曲は、こちらでございます。
この小噺の途中であずささんが歌っている曲はコレなんですけどね。

増渕謙司(Kenzi Masubuchi) / TALES OF THE AXXE PLAYER -ギター弾きにまつわる物語-
Track.04 “MARCH OF THE FOOLS -愚者の行進-”

↑このアルバム、本気で仕上がりすぎてます。
THE IDOLM@STER meets Kenzi Masubuchi シリーズは、もう1作あって、
それがあずささん視点のショートショートになります。
それはまた後日追々、ということで・・・



結局七夕小噺うpできんかった! サーセン!<いつの話やねん



(2008/08/12)




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